Ameba 20th Anniv.

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Ameba20周年記念|鏡リュウジが伝える「20」という数字について

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Ameba20周年、おめでとうございます。その中でのさまざまな占いサイトで長らくお世話になっていて、本当にありがたく思っております。
今回はお祝いの意味を込めて、せっかく数秘術のサイトをやらせていただいていることもあるので、「20」という数字の象徴的な意味をお話していくことにしましょう。

数秘術における「20」

20という数字は数秘術的にいえば、2と0に分解することができます。2と0を足すと2となり、20は「2」という数字の意味をその中に秘めていると考えられるのです。
1は最初のスタート。創造性のほとばしりです。そして2はそこに分割が生じた状態。いわば、自分以外のものもこの世界には存在するのだ、という意識が生まれてくることを表していると言っていいでしょう。数秘術で2の生まれの人は優しく、受容的だとよく言われます。リーダーシップをとるよりあえて「ナンバー2」の役割を演じていくことで才能を発揮するといわれたりもします。これは「相手から見た自分」をどこかで意識することができて、相手が求めているものを心のどこかで感じることができることから出て来るのでしょうね。

20はその10倍。その力を大きく発揮していくことができることになるわけです。Amebaさんは、20周年だということを考えれば、さらに大きなスケールで、ユーザーやクライアントの気持ちをまるで鏡のように映しだし、それに応えるかたちでますますの発展を期待することができそうですね!
そして、これを読んでくださっているみなさまの中でも、「2」に縁のある数字をお持ちの方…例えば2日生まれ、2月生まれ、生年月日をすべてばらして足していって最終的に2になる方、そして20歳の方などなど…は、自分と誰かのバランスをもう一度考えることできっと大きな幸運を手にすることができるのではないでしょうか。

タロットとのつながり

そして、もうひとつ、数字と深い関係をもつタロットとのつながりを考えていきましょう。
タロットの切札(大アルカナ)には決まった順番があるように考えられていますが、歴史を振り返ると実はそうではないのです。
そもそもタロットは15世紀に生まれた当初はもっぱらゲーム用のものでそこには神秘的な意味があるとは考えられていませんでした。そこで15世紀当初にはその並び順についてはさまざまなバリエーションがあったのです。
タロットが神秘的なものになるのは18世紀後半から。現在では、19世紀末から20世紀初頭の魔術結社が考案したもの、とくに英国流のものがもっとも普及しています。
20番目のタロットの切札は「審判」と呼ばれるもので、聖書における最後の審判を表現しているとされています。
図案では天使がラッパを吹きならし、そして墓からは死者たちが蘇ってくるというデザイン。
これは古く一度は忘れられていたものがもう一度蘇ってくる、あるいは新しいインスピレーションが降りてくることを示すものとされているのです。
20周年をこのタロットに当てはめて「審判」の年だと考えると、「復活」「新たなインスピレーション」の年だと考えることができるでしょう。
これまでのものを新しい時代の中で新生させていくことができるようになるということ。
よく考えれば、僕たちが生きているこの時代そのものが「審判」に象徴されるのかもしれませんね。
AIに代表される新しいテクノロジーが、このITの世界にも全く新しいフェーズをもたらしています。「審判」が示すように、新しい時代がやってきているのです。
すべてのものが「時代遅れ」になっているようにみえるかもしれません。
しかし、だからこそ、その中で過去のものに新しい価値を与え、それをリサイクル、復活させるようなことが、本当の意味で新たなことが生まれるのではないかと、僕など少し古い時代の人間としては期待しています。
いずれにしても20が拓く新しい時代。
Amebaのみなさまのアクションのもと、僕たちも一緒に新しい時代の扉を開いていけたらいいなと思っています。

鏡リュウジ

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監修者紹介

鏡リュウジ【数秘術】の写真

鏡リュウジ【数秘術】

占術 : 鏡リュウジの現代数秘術

1968年、京都府生まれ。占星術研究家・翻訳家。
国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。
10歳でタロットに出会い、魔術・占星術などに関心を持つ。16歳頃に雑誌でコラムの連載を開始する。占星術、占いに対しての心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新、多くの女性から圧倒的な支持を受けている。
雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍中。
英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。

■テレビ出演
・情熱大陸 (MBS 2005年12月4日)
・ダウンタウンDX (読売テレビ2005年7月21日)
・ソロモン流 (テレビ東京2006年8月13日)
・ウチくる!? (フジテレビ2009年4月19日)
・ライオンのごきげんよう (フジテレビ2013年4月25日 ‐ 多数回出演)

■著書
・『魔法の杖』ソニー・マガジンズ など/2002年(翻訳、監訳者)
・『鏡リュウジの占い入門2 鏡リュウジの12星座占い』説話社/2015年5月30日
・『決定版 どんな願いも叶う! 鏡リュウジの魔法の教科書』ぴあ/2016年12月24日
・『タロットの秘密』講談社/2017年4月19日
・『鏡リュウジの占星術の教科書Ⅰ・Ⅱ』原書房/2018年12月07日
・『占いはなぜ当たるのですか』説話社/2020年8月20日

■ラジオ
・ANA WORLD AIR CURRENT (J-WAVE 2018年7月7日)
・プレシャスサンデー (TBSラジオ 2019年1月13日)
・GOOD NEIGHBORS (J-WAVE 2020年4月23日)
・高橋みなみの『これから、何する?』 (TokyoFM 2020年9月2日)

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