2024年開運日は！？天赦日は7回！一粒万倍日と重なる日はいつ？

暦上で最も縁起の良い“開運日”とされているのが「天赦日（てんしゃび・てんしゃにち）」です。
「天赦日」は「暦注下段（れきちゅうげだん）」の中の一つです。
暦注下段は日々の吉凶を表す暦注で、古代中国から続く農民暦が基となって、昔の暦の下段に書かれていたことから、「下段」と呼ばれるようになりました。

「天赦日」は、通常一年に５、６回程度しかなく、「天が万物の罪を赦（ゆる）す日」という意味から、何事においても良い日と言われています。
2024年は、なんと「天赦日」が７回もまわってくる、いわば「天赦日」の当たり年です。
さらに2024年は、元旦に「天赦日」が回ってきます。１年の目標や願い事をするのに、とても良いですね。
暦注下段の「天赦日」と共に「六曜の「大安」や選日の「一粒万倍日」など他の吉日と重なれば、さらにパワーアップした開運に繋がります。
開運日を事前に知っていれば、計画的に良い日取りを取ることができますね！

2024年開運日は？

1月1日（月）
天赦日、一粒万倍日、天恩日、赤口

元旦に「天赦日」が回ってくる最強の開運日！一年の計画や祈願にぴったりです。「赤口」なので、正午は吉で、朝夕は運気がパワーダウンします。

3月15日（金）
天赦日、一粒万倍日、寅の日、先勝

一粒万倍日が重なるだけでも最強ですが、「寅の日」が重なれば、特に金運の最強日となります。新調した財布の使用や購入にもぴったりです。「先勝」の日なので、午前中にパワーがあります。

5月30日（木）
天赦日、友引

祝い事に良い「友引」と重なります。正午以外は、時間帯も幅広く使える開運日です。

7月29日（月）
天赦日、一粒万倍日、大安

万事に良いとされる「大安」と重なる日です。何倍にも膨らむ「一粒万倍日」が重なりますので、何かを始めるのに良い日です。

8月12日（月・祝）
天赦日、先負

祝日と重なる貴重な開運日です。「先負」なので、午前は「凶」、午後が「吉」となります。

10月11日（金）
天赦日、大安

万事に良いとされる「大安」と重なる日です。事業や開店などのお祝い事や入籍日にも良さそうです。

12月26日（木）
天赦日、一粒万倍日、赤口

2024年の最後の最強の開運日です。「赤口」は正午の時間が吉ですが、それ以外の時間はNGです。

◇注釈下段についての解説

吉日は七箇の善日と呼ばれ、以下の７つがあります。

• 天赦日（てんしゃび）…百神が天に昇る日で、天が地上の万物を育て養って罪を赦す日です。婚礼、開店、新事業開始、拡張などに良い日です。
• 神吉日（かみよしび）…万事、神事に関することに良い日とされています。
• 大明日（だいみょうにち）…天地開通して、隅々まで太陽が照らされて大きく開ける日です。
• 鬼宿日（きしゅくび）…二十八宿の中の最大吉日。とくに名誉、長寿を祝うのに最上の日です。
• 天恩日（てんおんにち）…『簠簋内伝（ほきないでん）』の「七箇の善日」のうちのひとつです。天の恩恵により、万物が成育して福徳が得られる日です。
• 母倉日（ぼそうにち）…『簠簋内伝（ほきないでん）』の「七箇の善日」のうちのひとつです。母が我が子を思うように天が万物を憐れむ日です。
• 月徳日（つきとくにち）…『簠簋内伝（ほきないでん）』の「七箇の善日」のうちのひとつです。その月の福徳を司る日です。特に女性にとって良い日です。

吉日とは反対の凶日は、以下のものがあります。

受死日（じゅしにち）…暦に黒丸で記されていたことから「黒日（くろび）」ともいい、最低の凶日になります。
十死日（じゅうしにち）…「受死日」に次ぐ凶日、すべての事に関して大悪日です。
以下、凶日名のみ
五墓日（ごむにち）、帰忌日（きこにち）、血忌日（ちいみにち）、天火日（てんかにち）、地火日（ぢかにち）、凶会日（くえにち）、往亡日（おうもうにち）、時下食（ときげじき）、歳下食（さいげじき）、三箇の悪日（大禍日（たいかにち）、狼藉日（ろうしゃくにち）、滅門日（めつもんにち））
という凶日もあります。
※開運日がテーマなので、凶日の詳細は省略します。

◇選日「一粒万倍日」の解説

一粒万倍日は、「種籾（たねもみ）一粒から一本のイネができ、このイネから万倍もの数のお米が実り穫れること」。すなわち「わずかなものが飛躍的に増えること」を意味します。この日に始めたことは、やがて大きな成果を上げると考えられることから「何かを始めるのに最適な日」です。幸福の種が大きく膨らむというイメージから、入籍や結婚式の日取りとして最適とされます。また、お金に関することにもよく、投資や宝くじの購入や財布の新調、使い始めなどにも良い日とされています。

◇「不成就日」など凶日と「天赦日」が重なる日はどうしたら良いでしょうか？

天赦日と反対の意味をもつ「不成就日（ふじょうじゅび）」は何をやっても実を結ばない日。この不成就日と天赦日や大安、一粒万倍日といった吉日が重なる日があります。吉日と凶日が重なった場合、吉日が優先される、または半減するなど、考え方は一つではありません。