結婚相手に求めるのは『収入』『職種』『ルックス』だけでよいのでしょうか?目に見えるステータスは、いつ崩壊するか分からない砂上の楼閣と心得ておくべきです。理想の未来を共に歩ける、相応しい結婚相手の選び方を詳しく紹介します。
結婚相手を選ぶときの心得
どんな人と結婚するかは、人生において重大な決断の一つといえるでしょう。相手を選ぶ基準を間違えることのないよう、広い視野を持つことが大切です。
結婚相手は運命共同体
結婚するということは、『一生その人と添い遂げる』ということです。長い結婚生活の間には、思いもよらない困難に襲われることもあります。
収入や仕事、外見などの条件が整っているからと、違和感に気付かない振りをして結婚したとして、その困難を乗り越えられるでしょうか?
今の時代、どんな仕事も将来を確約されているとは言い切れません。リストラや減給の憂き目に合うことも考えられます。外見は年と共に衰えていくでしょう。
心から相手を尊敬し、愛していなければ、どんなときも支え合う絆を結ぶことはできません。「本当に彼と生きていきたいのか」自分の心としっかり向き合いましょう。
結婚することがゴールではない
理想の相手と結婚することだけを目標にしてはいないでしょうか。出会って結婚するまでの時間よりも、結婚してから先の方がずっと長く続くのです。
近年では、『3組に1組のカップルが離婚する』といわれています。離婚に対するハードルが低いため、条件だけで結ばれたカップルの結婚生活は、たやすく破たんしてしまうでしょう。
結婚を考える相手がいるなら、どんな家庭を築いていきたいか具体的にイメージしてみましょう。
楽しいときばかりではなく、苦しいときもあるはずです。強く心に決めた人となら、人生の最後に「幸せだった」と思える結婚生活が送れるでしょう。
結婚相手は相性で選ぶ
幸せな結婚をかなえた人たちは、相手の何が決め手になったのでしょうか。ストレスなく一緒に過ごすには、以下のような相性が合っていることが重要です。
金銭感覚が合うか
彼がどういうお金の使い方をしているかは、付き合っているときからよくチェックしておきましょう。安定した結婚生活を送るには、『収入に見合った生活ができる人なのか』慎重に見極める必要があります。
おごってくれる人は頼もしく寛容に思えますが、誰にでもホイホイお金を出すタイプは要注意です。結婚後も同じ調子で友だち付き合いをされては、家計が成り立たちません。
かといって自分が倹約が苦手な場合、あまりケチケチされると息苦しさを感じるようになるでしょう。趣味や遊行費に対する出費に理解があるかどうかも見ておきたいところです。
こうした『金銭感覚』が合っていると、家計のための我慢や気晴らしのための出費もお互いにストレスにならずに済むでしょう。
食事の好き嫌いが合うか
料理をしてくれる男性が増えてきたとはいえ、やはり食事作りは女性が担うことがほとんどではないでしょうか。
自分がおいしいと思うものを相手がおいしいと感じると、料理がグッと楽しくなります。反対に、相手の好みの味がいまいち理解できないと、メニューを考えるだけでひと苦労するでしょう。
外食するにしても、好みが違うとどちらかが我慢することになります。子どもをもうけることを考えているならば特に、偏食のない男性の方がよいでしょう。
今から何十年も食卓を共にすると思えば、『食の好み』が合っている相手と過ごす方が、はるかに楽しい時間を過ごせるはずです。
体の相性が問題ないか
婚前交渉などもってのほかという時代は終わりました。むしろ積極的に、結婚前に『体の相性』を確かめておくべきといえるでしょう。
密に触れ合うセクシャルコンタクトの中では、触れ合った肌の感触やにおいをダイレクトに感じ取ることができます。『どうしてもダメなにおい』ではないか確認しておいて損はありません。
また、重要なポイントが『性欲の違い』です。どちらかが積極的でどちらかが淡泊だと、始めはよくても次第に不満がたまり、セックスレスや浮気の原因になることもあります。
口にしにくい話題ではありますが、性について話し合っておくことはとても大切なことなのです。
男性を見る目に自信がないときは
自分の『男性を見る目』に自信が持てない人は少なくないでしょう。何が正解か分からなくなってしまったら、次のような方法で多角的に彼を観察してみてはいかがでしょうか。
友人、知人に引き会わせる
『あばたもえくぼ』というように、恋をすると欠点すら彼の魅力を引き立てる要素のように見えてしまいます。自分1人で考えていてもらちが明かないときは、信頼する友人に彼を紹介しましょう。
恋というフィルターがかかっていない人は、彼の言動を『冷静に観察』できます。あなたには見えない彼の一面に気付いてくれるかもしれません。
また、あなたも彼が『自分以外とどんなふうに話をするのか』観察する機会を得られます。恋人の交友関係を大切にしてくれるかどうかも見定められるでしょう。
信頼する人からGOサインがもらえれば、安心して彼との将来へ目を向けられることでしょう。
男性の友人と会う
自分の友人に彼の人となりを見てもらうのと同じように、『彼の友人を紹介してもらう』のも有効な手段といえます。
仲のよい友だちというものは、たいてい価値観が似通っているものです。もし彼の親友が「アレ?」と思うような人だった場合、客観的に彼を見直してみることをおすすめします。
また、付き合いの長い友だちは、あなたの知らない彼のエピソードという持ちネタがあるでしょう。そこから彼がどんな価値観の持ち主かを測ることが可能です。
会話に行動が伴っているかを確認
口のうまい人は、まるでそれが本当のことかのように語れるものです。実質が伴っていない人と結婚してしまうと、期待と落胆に振り回されることになりかねません。
「こうしようと思っている」など目標を掲げたなら、それを実行できたかどうか最後まで見届けましょう。言ったことすら忘れてしまう男性も少なくありません。
また、できなかったことに対して毎回『もっともらしい言い訳』をする人も危ないでしょう。こうしたタイプは、語るときは本気でも継続する素養がないことが多いです。
他人への態度をチェックする
自分の連れに対しては優しいのに、店員に対しては横柄になる人がいますよね。これを「男らしさの表れかな」と勘違いするのはやめておきましょう。
店員に対して横柄になれる人は、『人を見て態度を変える人』です。自分に逆らえない立場にいる人に対してだけ強気に出られる、少し残念な人なのかもしれません。
結婚してしばらくして、彼の中で『ぞんざいに扱ってよい存在』という認定をされたら、同じような扱いを受ける可能性があると考えておきましょう。
結婚と恋愛は別と考えて
お互いを知りながら恋を愛に育てていく恋愛中は、まさに人生における花のような時期といえるでしょう。対して結婚とは、2人で幸せな結婚生活という実を成す時期です。
もし彼と寄り添っていく未来がうまく描けないのであれば、今どれだけ好きでも結婚に向かない相手なのかもしれません。
同じ方向を向いて人生を共にするのが結婚
恋愛しているときは、彼の態度に一喜一憂しています。そして、それは彼も同じことでしょう。お互いのことだけを見つめ、『どれだけ楽しく過ごせるか』ばかり考えていることがほとんどです。
結婚した後は、見るべき場所が恋愛期間とは一転します。結婚相手とは、向き合うのではなく、『同じ方向を向いて』共に歩んでいく関係になるのです。
恋愛している間は『ときめき』をもっとも重要視するかもしれませんが、結婚を意識するときは、『同じ未来を目指せる相手なのかどうか』を見極めましょう。
切り離せない家同士のつながり
恋愛中は『彼と自分の関係』だけに集中していればよいですが、結婚となれば『彼の家族』にも目を向けなければいけません。
本当に彼の家族を自分の家族のように思えるのか、また、彼も自分の家族のことを同じように思ってくれるのかがとても大切になってきます。
大きな決め事をするときには、2人だけではなく両家の家族に意見を仰ぐことにもなるでしょう。将来にわたってそうした付き合いができるかどうか、確認しておくことをおすすめします。
まとめ
結婚相手は、条件よりも生涯を共にできると心から思える相手を選ぶことが大切です。結婚はゴールではなく、人生における重大な岐路といえます。
金銭感覚や食の好み、性嗜好が合っている方が、末永く仲のよい夫婦でいられるかもしれませんね。
結婚を意識したら、一度引いて彼を客観的に見てみましょう。大好きな彼が、あなたの理想とする結婚生活を共に歩んでくれる人でありますように。