あなたは「パーソナルスペース」について知っていますか? パーソナルスペースは個人や性別、年齢などにより差がありますが、特に男女の違いを理解すると恋愛にも応用できますよ! 気になる彼へのアプローチに活用してみましょう。
パーソナルスペースについて知っておこう
あなたは満員電車で他人と密着したり、知らない人から触られたりすると不快に感じますよね? それは人間のパーソナルスペースが大きく関係しています。
「パーソナルスペース」とはそもそも何なのでしょうか?
まずはパーソナルスペースの定義について理解をした上で、恋愛に応用できる実践的な内容に入っていきます。今気になる彼がいるあなたには、きっと心強い味方になってくれるでしょう。
パーソナルスペースとは心理的な距離
「パーソナルスペース」とは心理学でいうところの「自分の縄張り」のような空間で、そこに他人が入ってくると不快に感じるエリアです。
先ほどの例で言えば、満員電車で他人と密着したり知らない人から触られたりして不快に感じるのは、自分のパーソナルスペースに入ってこられたからなのです。
パーソナルスペースは個人だけでなく相手との親密度、国籍、年齢などによっても変わります。また性別によっても傾向が違います。男性の心理を理解することで上手な恋愛アプローチへつなげてみましょう。
パーソナルスペースから心理を読みとろう
個人差や性差などはあるものの、人は相手に対する親密度に比例して心地よいと感じる距離感が決まるようです。
つまりパーソナルスペースについて知ることで、相手がどの程度自分に親しみを感じてくれているかを読みとることができるでしょう。
パーソナルスペースには、それぞれ4種類の距離帯があります。0~45cmの距離が心地よい「密接距離」、45~120cmの「個体距離」、120~350cmの「社会距離」、そして350~700cm以上の「公衆距離」です。
彼から見てあなたは今どの距離帯に位置するのでしょうか? 現在の二人の関係性を分析してみましょう。
彼のパーソナルスペースを測ってみよう
ここでは彼にとってあなたがどのくらい親密な存在かを測ってみましょう。
まず彼と男性の友人との距離を測ってみます。次に彼と他の異性との距離、そしてあなたとの距離も測って比較します。
また、彼と話しているときに少しずつ彼に近づいてみましょう。彼が不快な反応をしたところが、あなたが彼のパーソナルスペースに入り込んだ位置になります。
0~45cmの「密接距離」まで彼が不快に感じなければ、あなたに対してとても親しみを持っているはずです。もし接近して彼が引き気味の態度になればまだ距離があるということです。
パーソナルスペースが広い人の特徴
一般的に男性は女性よりパーソナルスペースが広い、つまり縄張り意識が強いとされます。
やはり男性は原始には狩猟をしたり外敵と戦って家族を守ったりする役割があったので、それが本能として働くのかもしれませんね。
また、パーソナルスペースには個人の性格も大きく関わっています。
パーソナルスペースが広い人、つまり縄張り意識が強い人ほど内向的で、周りへの警戒が強くなるようです。
パーソナルスペースが狭い人の特徴
対して女性は、パーソナルスペースが男性より狭い傾向がある、つまり他人に対してオープンであると言われています。
男性と比べて女性の方が人と接する際にソフトな印象がするのも、パーソナルスペースが関係しているのかもしれませんね。
ただし、あまりに男性に対してボディータッチが多かったり密着したりすると、「なれなれしい」「無神経」と取られることもあるかもしれません。
特に、パーソナルスペースが広い彼にアプローチするには逆効果になるので注意が必要です!
男女のパーソナルスペースの違い
男女のパーソナルスペースは「広さ」が違っていましたが、実はパーソナルスペースの「形」も違っていると言われています。
ここではまず男女のパーソナルスペースの形の違いを理解し、それから男性ならではの心理をうまく使ったアプローチ法についても解説します。
男性は楕円形
男性のパーソナルスペースの形状は、中心を後方に置いた前後に長い楕円形をしていると言われます。つまり前方から来る人に対しては意識が強く働くのです。
その特性を利用すれば、気になる男性へ効果的にアプローチできます。すなわち彼との距離を縮めるためには真正面に立って会話をしたり何かものを渡したりするのです。
相手をドキドキさせる効果があるでしょう。あえてパーソナルスペースへ入り込むことで、自分の存在をアピールすることができるのです。
女性は円形
楕円形の男性に対して、女性は前後左右が均等な円形のパーソナルスペースを形成していると言われます。つまり、どこから接しても均等に相手を意識するということです。
この男女のパーソナルスペースの形状の違いが、お互いの親密度の感じ方に違いを生み出すのかもしれません。
例えば、女性側は一友人としての距離感なのに、男性側は友人より近い恋人としての距離感に感じるかもしれません。また、女性が相手に近づいて幸せを感じているのに対し、男性は近すぎて不快ということもあるかもしれません。
ただしパーソナルスペースには個人差もありますから、相手の反応をよく見極めることが大切です。
パーソナルスペースを恋愛に応用するテクニック
ここからはパーソナルスペースの理論を応用して、気になる彼にアプローチしてみましょう。
日常的、かつ現実的に実践できることばかりですから、上手に活用して少しでも二人の距離を縮められるように頑張ってみてください。
パーティーで相手のパーソナルスペースに侵入
会社やサークルの飲み会、パーティーなど複数人でワイワイやる機会があるときには、彼のパーソナルスペースに出たり入ったりしてみましょう。
複数の人がいる環境の方が、よりパーソナルスペースへの意識が高まるため、あえてその領域へ踏み込むことで彼の意識下にあなたを印象付けられます。
ただしここでも男性の性格やパーソナルスペースの広さ狭さによって工夫が必要です。
内向的な彼ならば斜向かいなど、ちょっと離れた位置の方が彼は心地よく感じるでしょうし。外交的な彼ならばもう少し踏み込んで正面に座るのもありかもしれません。
デートは横並びで
デートで二人きりの食事に誘われた場合には、正面よりも横並びに座ると良いでしょう。男性のパーソナルスペースの形は楕円形でサイドへの警戒心が薄いため、男性には程よい距離感として感じられリラックスして過ごせるのです。
二人で出かけるぐらいの親密度になっているならば、なるべく彼が縄張りを意識せず自然に過ごせる距離感が親しみを増すポイントになるでしょう。
スマホの画面を一緒に見る
スマホの写真や動画を彼に見せようと話しかけてみてください。彼の方からあなたに近づいてくるでしょう。
自分から相手に近づく分にはパーソナルスペースをそれほど意識しないものなので、彼も不快に感じることなく接近が可能です。
また話しかけるときには、彼の横、もしくは後方から近づくと彼もすんなりと受け入れやすいでしょう。
パーソナルスペースに入って相手の恋愛感情を確かめる
彼はいったいあなたのことをどう思っているのでしょうか? それを確かめたいなら、彼のパーソナルスペースにあえて入って試してみてください。
もし彼がすんなりと違和感なく受け入れてくれたなら、あなたのことを親密に思ってくれているはずです。
もし彼が後ずさりしたり腕を組んだりして不快そうな反応があるならば、まだあなたを自分の近くに受け入れていない可能性があります。その場合も諦めず彼が心地よいと感じる距離感で接すると良い印象を持ってもらえるかもしれません。
まとめ
気になる彼とまだこれから距離を縮める必要があるなら、思い切って彼のパーソナルスペースに入り込んでアピールすることも必要です。
もうかなり親密度が高いなら、相手が心地よいと感じるような距離感を考えましょう。それが相手への思いやりにもつながります。また「心地よい」と感じる相手とは長く一緒に過ごしたくなるものです。
パーソナルスペースを上手につかんで、恋愛上手になってくださいね。