セックスレスの夫婦は30代でもありえる。その理由と対策を紹介
恋愛・結婚
2019.10.16

セックスレスの夫婦は30代でもありえる。その理由と対策を紹介

女盛り、男盛りの30代でもセックスレスの割合は多く、今や2組に1組の夫婦がセックスレスの問題に直面しています。恋愛感情が家族愛に変わるのは仕方ないことですが、日頃からスキンシップを大切にし互いへの興味を失わないようにする努力が必要です。

セックスレスとは?

日本ではどのような状態を『セックスレス』というのでしょうか?セックスの回数と満足度には個人差があるので一概にはいえませんが、以下のように定義づけられています。

定義されている内容を知ろう

日本性学会によれば『特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合』と定義されています。

ただし、セックスの回数と満足度は人によって異なり、回数が少なくても、心身ともに満たされるカップルもいるでしょう。

総じて、『どちらかが望んでいるのに、セックスが長期間ない状態』をセックスレスと考えるのがよいでしょう。

30代の夫婦がセックスレスになる理由

年齢が上がるにつれて、セックスレスの割合は増加するといわれています。まだまだ脂の乗った30代でもセックスレスで悩む人は少なくありません。

約5割のカップルがセックスレス

アンファー株式会社の独自調査によれば、セックスレスに悩む30代の夫婦は、全体の約5割という結果が出ています。

40代は約6割、50代は約7割と、年齢が上がるにつれてセックスレスの割合は増加しますが、既に30代の比較的若い世代のうちから、多くの人がセックスレスに直面している現実がうかがえます。

日本人はセックスの回数も少ない

世界のセックス事情と比較すると、日本人はセックスの回数がダントツに少ないことが分かっています。

世界41カ国を対象にした『年間のセックス頻度』の調査では、第1位のギリシャが160回以上なのに対し、日本はその1/3の48回という結果でした。

欧米とアジアでは性に対する文化や感覚が異なるといえども、中国やシンガポール、マレーシアよりも日本はセックスの頻度が少ないのが現実です。

日本と海外のセックス事情にこれだけ大きな差があるのはなぜでしょうか?

恋愛感情が家族愛へ変わった

セックスの回数が減少する要因の一つに、『男女関係の変化』が挙げられます。結婚当初はお互いを異性として意識していても、3年、4年と時間が経つにつれて相手に性的な魅力を感じなくなることがあるようです。

現に、「妻以外の女性に性的な興奮を覚える」という男性も多く、性欲自体が減退したというよりも、特定の相手へのマンネリ化や慣れが関係しているといえるでしょう。

また、出産を機にセックスレスになるカップルの場合、『男女』から『子どもの父親と母親』という関係性の変化が影響しています。

日本では、セックスレスの夫婦の半数以上が『夫婦円満』と答えており、『家族愛』という新たなパートナーシップが生まれていることが分かります。

疲れて体力がない

30代というと、子育てや仕事が一気に忙しくなる時期です。性欲はまだ減退していない年代にしても、疲労やストレスが溜まった状態だと体を休めることを優先させてしまいます。

そもそもセックスとは、性欲を満たすための行為ではなく、お互いの気持ちや快感を確かめ合いながら行う密なコミュニケーションです。

疲労しきった状態では『セックス=面倒くさい』と感じてしまうため、当然ながら時間・質とともに満足いく内容にはなりません。

片方にセックスの願望があるのに、長い間『お預け状態』が続くとどうなるでしょうか?関係性が冷え込み、最悪の場合、破局につながるケースもあります。

30代でセックスレス夫婦にならないために

世界のセックス事情をみても、30代はまだまだセックスレスには早い年代です。セックスレス夫婦にならないためにも、普段からのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。

日頃から触れ合う

ある日を境にセックスレスになるカップルもいますが、多くは、徐々にスキンシップが減り、時間とともにセックスレスになるパターンが多いです。

日頃から触れ合う機会がなくなると、いざセックスをしたいと思っても再開が難しくなるでしょう。

手をつないだり、ハグをしたりするのはもちろん、ディープキスや体に触れるなど、相手をドキッとさせる『セクシャル・コンタクト』を忘れないようにしましょう。

お互いのセックスの好みを話し合う

お互いのセックスの好みを話し合ったことはありますか?セックスの感じ方や好きなプレイには男女差・個人差があるので、相手にきちんと伝えることが大切です。

例えば、ゆっくり時間をかけて行うスローセックスが好きな女性は多いですが、射精までの時間が長すぎるセックスは男性にとって負担になります。

また、「セックス前のムードを大切にしたい」「セックス後はすぐにシャワーにいかず隣にいて欲しい」など、セックス前後のひとときに幸せを感じる人もいるでしょう。

セックスの好みについて安心して話せる環境や雰囲気を作るところからはじめてみてはいかがでしょうか?

マンネリを防ぐ

多くの夫婦が悩んでいるのが『マンネリ化』です。夫婦でいる時間が長くなればなるほど『慣れ』が生じ、会話もセックスもマンネリ化していきます。

マンネリ化を解消するために、日頃から以下の点に気を付けてみましょう。

男性は、全てをオープンにされるよりも秘密の部分が残っている方が興味をそそられます。

さらに、『視覚的な刺激』によって性的な欲求が湧き上がるので、女性らしいくびれや下着、香りなどにも気を配ってみましょう。

また、浮気はNGですが、ほかの異性と楽しそうに話しているのを見せ、『焼きもちを焼かせる』のも効果的です。

まとめ

働き盛り、女盛りといわれる30代でも、セックスレスになる可能性は十分にあり得ます。いったんレス化が進むと、セックスの再開は難しくなるでしょう。

普段の小さなスキンシップを大切にし、時には夫婦間でセックスの話をすることが大切です。

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