好意を持つ男性から避けられていて、本音を知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。実は男性の行動は、『好き避け』の可能性があるのです。好き避けをしてしまう男性の本音と行動の特徴、嫌い避けとの見分け方についてまとめました。
好き避け・嫌い避けってなに?
好き避けという言葉を聞いたことはあるでしょうか。中学から高校にかけて、男子学生によくみられる行動ですが、大人になってもそうした行動をとる男性もいます。
本来であれば、コミュニケーションを避けたり冷たく当たったりするのは、相手のことを嫌いな場合だけだと思いがちです。ところがこの好き避けをする理由は、全く違います。
恋愛をするうえで悩まされることがある、好き避けという行動についてまとめました。
好きな人を避けてしまうのが好き避け
好き避けとは、相手のことが好きなのに避けてしまう行為のことです。本当は相手と仲良くなりたいはずなのに、まるで嫌っているような正反対の行動をとります。
そのため相手は嫌われていると思い込み、誤解したまま関係が悪くなってしまうことがあるのです。
理由ははっきりしています。ひとつは照れくさいからであり、好きな人と会話することに緊張してしまう、恥ずかしいという気持ちが強くあるのです。
もうひとつ、嫌われるのが怖いからという理由があります。何か変なことを言ったりして嫌われたくないからこそ、会話を避けたり冷たく接したりするのです。
嫌いな人を避けてしまうのが嫌い避け
逆に、嫌いな人を避けるのが『嫌い避け』です。これは行動そのままの気持ちなので、単純でわかりやすいでしょう。
嫌いな人と関わりたくない、できるだけ接点を持ちたくないという気持ちから避けてしまうことは、男性に限らず、女性にもよく見られる行動です。
困ったことに、好き避けと嫌い避けは表面上の振る舞いではわかりにくいため、避けられている本人は傷つき悩んでしまいます。
好き避けをしがちな男性の特徴
好き避けをしがちな男性にはいくつかの特徴があります。
現在、特定の男性に避けられていると感じている場合は、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。もしかしたらその男性は、悪気なく好き避けをしているだけかもしれません。
恥ずかしがり屋
好き避けをする理由の1つが、好きな人を前にすると恥ずかしくて素直になれないことです。もともと恥ずかしがり屋な性格をしている男性は、好き避けをする素質を持っているといえるでしょう。
冷たい態度をとることはなくても、自分から進んで話しかけてはこない、目が合うと避けてしまうという人が恥ずかしがり屋な場合は、思い切ってこちらから話しかけると上手くいくことがあります。
たどたどしいながらも、少しずつ会話してくれるようになるかもしれません。
真面目で完璧主義
真面目で完璧主義者な面がある男性も、好き避けをする傾向があります。
恋愛で浮かれたり動揺したりしている自分を見せるのは恥ずかしい、という気持ちから、好きな人と会話できず、自然な振る舞いが出来ないのです。
恰好をつけようと虚勢を張ることで、相手には冷たい態度ととられることがあり、これが好き避けに繋がっています。
相手の目を気にしているという理由以外でも、恋愛で気持ちが不安定になる自分自身のことが許せない、という気持ちが働いていることもあるでしょう。
恋愛経験が少ない
性格だけではなく、恋愛経験が少ないことも好き避けする原因です。恋愛は人の心を不安定にします。楽しいことばかりだけではなく、不安や悩みなどのつらい気持ちも生まれるので、恋愛経験が少ない男性にとっては向き合うことがつらいのです。
恋のつらさに耐えられない男性は、その対象である相手のことを避けるという行動に行きつきます。恋愛に慣れて、自分の気持ちと向き合えるようになれば、好き避けすることはなくなるでしょう。
好き避けをする男性の本音が知りたい
理屈はわかったけれど、実際のところの男性の本音が知りたいという人も多いのではないでしょうか。
好き避けは悪気があってしているものではないからこそ、相手の気持ちを正しく想像することで、広い心で冷静に対処することができます。好き避けをするときの男性の心の中はどんな風になっているのかをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
好意がばれないよう気持ちを隠している
好き避けをする男性の心の中では、もし好きな気持ちを相手に知られてしまったら、今の関係が崩れてしまうのではないか、という気持ちが膨らんで、好きな相手への好意を必死に隠そうとします。
とはいえ、本当は相手のことが好きなので、意識していることが隠し切れません。姿を目で追ってしまったり、突っかかってしまったりするのです。
目が合ったからと好きな相手がせっかく話しかけてくれても、冷たくそっけない態度をとってしまいます。
嫌われたくなくてつい避けてしまう
嫌われるような態度をとっているにもかかわらず、好き避けをする男性が一番心配していることは、好きな相手に嫌われるということです。
相手が自分のことをどう思っているのか知るのが怖い、嫌われていたら自分が傷つくことになるので怖い、そんな気持ちから、相手を避ける行動を起こします。
片思いでも好きなままでいたいという心理であり、裏を返せば本気度が高いともいえるでしょう。
好き避け後に後悔も
好き避けをした男性は、好きな相手に気持ちと真逆の行動をしてしまったことを後で後悔していることが多いです。
好きな人を前にしたらこう振る舞おう、こうすれば上手くいくと頭の中でシミュレーションしていたにもかかわらず、いざその場面が来たときには、理想と真逆の行動をとってしまいます。
その後、好き避けをした男性本人は、せっかくのチャンスを活かせなかった、自分をコントロールできなかったと、後悔することになるのです。
もしかしたら勘違い? 見分けをチェック
好き避けと嫌い避けは、原因となる相手の心は真逆ですが、行動の上では同じような避ける行為です。そのため、もしかすると勘違いして解釈してしまっているかもしれないのです。
好き避けを嫌い避けだと勘違いしていたならまだしも、逆の場合のショックは計り知れません。むしろ、勘違いして行動することが裏目に出て、状況を悪化させることすらあるでしょう。
相手の行動が好き避けから来ているのか、嫌い避けから来ているのか、はっきりさせるためにも見分け方をチェックしておきましょう。
好き避けの場合
好き避けの特徴は、一貫性がないことです。もともと好きなのに真逆の態度をとっており、好き避けしている本人にとっても好んでそうした行動をとっているわけではありません。
そのため、状況やタイミングによって、接し方が変わるというのが最大の特徴でしょう。
日によって態度が異なる
いつもは冷たくてそっけなかったり、目が合うと逃げるような態度をとったりするのに、今日はなぜかちゃんと話しかけてくれる、という時には、好き避けである可能性が高いでしょう。
好き避けしている本人なりに考え、今日こそは、明日こそはという気持ちで行動を変えようとしているのかもしれません。
大人数・2人の時の態度が違う
好き避けの場合は、大人数でいるときと、好きな人と2人でいるときの態度が全く違います。他の人がいる時には意識せずにすんでいたのに、2人になると急に相手を意識してしまい、うまく話せなくなってしまう、といった具合です。
逆に、大人数の時には周りの目が気になって冷たい態度をとっていたけれど、2人きりになった時に思い切って話しかけてきた結果、好き避け男性の態度が柔らかく変化する、というケースもあります。
嫌い避けの場合
嫌い避けの特徴は、一貫性があることです。嫌いだという気持ちと行動が一致しているので、ブレることがありません。
嫌い避けだと思っていたら好き避けだった、という場合はうれしいものですが、逆のケースは非常につらいものです。しっかり見極めましょう。
挨拶や連絡の返事なし
挨拶という人として最低限のコミュニケーションも避けられる場合は、嫌い避けの可能性が高いでしょう。その場合は挨拶が返されてもそっけなかったり会釈だけだったりと、冷たい態度になります。
また、連絡をとる場合も、嫌い避けの場合はかかわりたくないという気持ちから返事をしない人もいるでしょう。
必要以上に話題を振らない
嫌いな相手との会話はできるだけ早く終わらせたいものです。必要以上に話題を振ろうとせず、用件だけを話してさっさと話しを切り上げようとしている場合は、嫌い避けでしょう。プライベートの話など、相手を深堀りするようなことはしません。
こちらから話題を広げようと試みても、そっけない対応をされることが多いです。
さらに、名前を必要以上に呼ばないことで、話題に上げないこともあります。名前を呼ぶことの目的は、相手との距離感を縮めたり、相手への親密さを表したりすることです。
他の人との会話では名前を呼ぶにもかかわらず、自分との会話の時だけ名前を呼ばれないという時には、これ以上の深いつながりを求めていない、親しく会話するような間柄になりたくないと思われている可能性があるでしょう。
頼みごとの反応に嫌悪感がある
嫌いな人からのお願いは、聞き入れることに抵抗が生じます。かかわりたくないと思っているため、頼み事をしたときに表情や言葉の節々に嫌な態度が出るでしょう。
もし好き避けであるならば、好意を持っている相手からの頼みごとは、相手によく思われたい、相手の役に立ちたいという思いから、なんだかんだと受け入れる可能性が高いのです。
嫌い避けをしている人でも、気持ちを隠して大人の対応を取れる場合があります。最初のうちは上手く隠せるかもしれませんが、何度も繰り返し頼みごとをしているといずれは嫌がっていることがわかるようになります。
気になる男性が好き避けをしていたら
気になる男性から好き避けをされていると気づいたら、脈ありだとわかってうれしく感じる人もいるでしょう。両想いだと確信したら、恋を成就させるために行動に移すことをおすすめします。
好き避け男性は素直になれないあまのじゃくです。こちらがぐいぐいと強気に行動すると、うまくいかないケースがあります。
決して焦らず、好き避けする男性にチャンスを与えるのがコツです。相手は自分のことが好きなのだという自信を持って、広い心を持って気長に接しましょう。
少しずつ距離を縮めてからアプローチ
好き避け男性は自分からは素直にアプローチできないため、こちらから行動していくことになります。好き避けする男性の気持ちは繊細であることを忘れず、少しずつ距離を縮めていくことが恋愛成功の秘訣です。
最初は面と向かって話せなくても、メールアドレスやラインを聞いてやり取りをはじめ、電話番号を聞いて直接話す機会も作り、少しずつ信頼関係を築いていきましょう。
好き避け男性も好意があるため、連絡をもらうことはうれしいはずです。メールやラインにすぐ返信したり、そっけないながらもすぐに電話に出たりします。
男性が心を開いた時には、自然と向こうから話しかけてくるようになり、好き避けすることもなくなるでしょう。
嫌い避けをされているようなら
気になる相手から受けているのが嫌い避けであれば、大きなショックを受けます。相手のことが好きであればあるほど、自分自身も悩み続けることになって苦しいでしょう。嫌い避けを受け続けることに、良いことは全くありません。
嫌い避けされている人に対してはどのように接すればいいのか、状況を改善するための方法をまとめました。
一旦距離を置く
嫌い避けする相手に対して最も良い方法は、一旦距離を置くことです。
相手は現在あなたに対して悪い感情を持っており、かかわりたくないと思っているからこそ嫌い避けをしています。そんな中、焦って無理やりかかわって相手の気持ちを変えようとするのは逆効果でしょう。
距離を置くことで、嫌い避けしている人は気持ちを整理して冷静になることができます。自分自身も恋心をおさえて相手と離れることで、今後どのようにかかわっていけばいいかを時間をかけて考えられるでしょう。
また、好きな人から嫌い避けされ続けるという状況から離れることで、不安定な気持ちが落ち着くメリットもあります。
共通の友人・知人に相談を
自分と嫌い避けする相手に共通の友人・知人がいれば、力を借りるのも効果的です。嫌い避けされている状況を相談し、アドバイスを求めてはいかがでしょうか。
自分が全く気づかないうちに、不用意な行動や発言で相手に不愉快な思いをさせていたなど、原因を理解している可能性があります。さらには友人・知人が嫌い避けしている相手から、直接愚痴や相談といった形で事情を聞いている可能性もあるでしょう。
原因によっては、共通の友人・知人も、嫌い避けする相手寄りの意見を持っているかもしれません。自分に悪いところがあったなら謝りたい、こじれてしまった関係を改善したいという気持ちを本気で相談すれば、周りの人も力になってくれるでしょう。
さらにもう一歩進んで、友人・知人に間に立ってもらい、うまく仲直りできるように動いてもらうのもおすすめです。
自分が悪い場合はしっかり謝罪
状況を改善するためには、原因を知ることが一番の近道です。自分で今までの行動を振り返ったり、第三者からの意見を聞いたりして、一体何が原因なのかを知るのがよいでしょう。
勇気がいりますが、思い切って嫌い避けする本人に直接聞いてしまうのも手段のひとつです。嫌われているので会話もなかなかスムーズにいかないかもしれませんが、本人から理由を聞くことではっきりするでしょう。
話を聞き、自分自身に原因があることがわかったら、やることはひとつです。自分が悪いと認め、相手にしっかり謝罪しましょう。相手が謝罪を受け入れ、嫌い避けをやめてくれるかどうかは彼次第ですが、確実に現状よりは良くなるはずです。
ユニークな好き避け男子のサイトも紹介
好き避けをする男性は案外世の中に多く、悩まされる女性も多いです。そんな好き避け男性の行動パターンや思考回路を冷静に分析した、ユニークなサイトがあります。
複雑な好き避け男性の心について、サイトを読んで理解することで、接し方のコツや攻略方法が見えてくるでしょう。現在好き避け男性が気になっている人は、一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。
好き避け男子研究所
好き避け男子研究所は、管理人自身が過去に好き避け男性に悩んできた経験をもとにして作られているサイトです。
その分非常に説得力があり、好き避け男性の心理状況が事細かにユーモラスに描かれています。
好き避け男性に悩まされたり、傷つけられたりしている人が読めば、気持ちが晴れる可能性大です。好き避け男性の苦悩も垣間見えるため、相手に寛大に接することができ、状況を好転させることにも繋がるかもしれません。
まとめ
好き避け男性の心理は、好き避けを受けている当事者にはなかなか分からないものです。気になる相手であればあるほど、好き避けなのか、嫌い避けなのかで傷つき悩み続けてしまいます。
男性の行動が好き避けからくるものなのであれば、行動は裏腹でも両想いです。上手にアプローチすることができれば、高い確率で恋愛が成就します。
好き避け男性の見分け方と心理状態を正しく理解し、良好な関係を目指しましょう!