社内恋愛は難しいって本当?職場に恋人がいるメリット・デメリット
恋愛・結婚
2019.5.19

社内恋愛は難しいって本当?職場に恋人がいるメリット・デメリット

社内恋愛というと、好きな人に毎日会える喜びがある一方で、関係をおおっぴらにできないなど、特有の悩みがつきものです。そんな社内恋愛のきっかけやスムーズに運ぶコツ、アプローチ法などをチェックして、大好きな彼との社内恋愛を満喫しましょう。

社内恋愛のきっかけは?

恋がはじまるとき、そこにはなんらかのきっかけが存在します。ここでは、社内恋愛がはじまるきっかけのなかでも主なものを三つ紹介していきましょう。

仕事で一緒になることが多い

社内恋愛がはじまるきっかけとして、まずあげられるのが『仕事で一緒になることが多い』というものでしょう。

部署やチームが同じになると、自然と一緒に過ごす時間が長くなり、同時にお互いのよいところや悪いところも知ることになります。

お互いについて深く知りながら、同じ目標に向かって努力する関係というのは、恋愛がはじまるバックグラウンドとして申し分ないものといえるでしょう。

帰りのタイミングが同じになった時

たまたま帰りのタイミングが同じになった同僚と、駅までの道を一緒に歩いた…そんなきっかけから社内恋愛をスタートさせる人も少なくありません。

会社の規模が大きければ大きいほど、『同僚としてお互いを認識してはいても、直接のかかわりがないため、ほとんど話をしたことがない人』も増えるものです。

そんな人と、たまたま帰りが一緒になって話してみたら思いのほか会話が弾み、急激に距離が縮まったというのは案外よくある話です。

会話の盛り上がり方によっては、そのまま一緒に食事という流れに持っていきやすいのもこのきっかけならではのメリットといえるでしょう。

仕事上の相談をした時

「異性に悩みを相談しているうちに、気付けば恋に落ちていた」という経験がある人は多いのではないでしょうか。

人は、自分の弱さや欠点をすべて知ったうえで受け入れてくれる相手に深い信頼と愛情を抱くものです。悩みを聞いてくれた相手に好意を持つのもごく自然なことといえるでしょう。

特に職場の場合、業務上の問題・人間関係・今後のキャリアなど、仕事にまつわる悩みの種があちこちに落ちています。

仕事上の悩みを軽い気持ちで同僚に相談してみたら、いつのまにか相手に恋愛感情を抱いていた…そんな恋のスタートを切る人が多いのも、ある意味当然のことなのかもしれません。

社内恋愛でのアプローチ方法

社内恋愛は、基本的にあまりおおっぴらにできないぶん、アプローチも慎重に進める必要があります。相手との関係別のおすすめアプローチ法をチェックしていきましょう。

同僚

職場の同僚に片思いをしているのなら、まずは彼にとって欠くことのできない『相棒』のポジションを目指しましょう。

彼と恋人になりたいからといって、仕事上であまりにも『女』を出してしまうのは、彼だけでなくすべての同僚の反感を買ってしまう原因となります。

基本的に職場は仕事をするための場ですから、その空気を乱すことなく、少しずつ関係を縮めるよう立ち回らなければなりません。

同僚として彼に実力を認めてもらうのを前提として、そこに女性らしい優しさや気配りをプラスすれば、ほかの同僚とは違う特別な存在へとステップアップできるでしょう。

上司

仕事ができて頼りになる、そんな上司に恋心を抱く人も多いのではないでしょうか。とはいえ、上司との恋愛は、同僚や後輩との恋愛以上にハードルの高いものです。

基本的に上司はチームをまとめ、指揮することが仕事です。恋愛を含め個人的に特別な感情を持つことを避ける傾向があるのです。

それでもなお、上司への思いを叶えようとするのであれば、まずは真摯に仕事に取り組む姿勢を見せることが大切です。指導を受けたら素直に受け入れ、成長する姿を見せることで、『1番かわいい部下』を目指すことからはじめましょう。

後輩

ときには、教え導く対象である後輩に恋をすることもあるでしょう。

後輩から見て先輩というのは、自分の知らないことを知り、できないことをサラリとこなす目標とすべき存在です。もともと尊敬やあこがれのまなざしで見られているぶん、上司や同僚と比べると関係を発展させやすい恋といえるでしょう。

後輩へのアプローチ法として効果的なのは、やはり後輩の立場に立った親身な指導です。加えて先輩としての余裕や大人の魅力を感じさせることで、尊敬やあこがれを恋愛感情へと導いてゆきましょう。

社内恋愛のメリット

一般的に、社内恋愛はむずかしいものというイメージが持たれがちですが、社内恋愛だからこそのメリットというものも存在しています。そんな社内恋愛のメリットについてくわしく見ていきましょう。

一緒にいる時間が多い

恋を進展させるうえで、『一緒にいる時間が多い』というのは強力なメリットです。

自分をアピールする上でも、相手に好意を抱いてもらう上でも、『一緒に過ごす』というのは必要不可欠な要素だからです。

心理学の世界でも、『熟知性の法則』として、『人は、顔を合わせる機会が多ければ多いほど相手に親近感を抱く』ことが知られています。

もちろん、恋が成就してからも、恋人と一緒にいる時間が長いというのは大きなメリットです。一日の大半を過ごす会社で一緒にいられるというのは、恋をする上で非常に有利な条件といえるでしょう。

休日の予定が立てやすい

社内恋愛カップルにとって大きなメリットとなるのが『休日の予定が立てやすい』という点です。

一般的な社会人カップルの場合、お互いの繁忙期のズレや休日の違いによって、デートや旅行などの計画を立てるのがむずかしい場合が少なくありません。

その点、社内恋愛カップルであれば、お互いの仕事を把握しているぶん、同時に休日を取るための調整がしやすいでしょう。

お互いの時間が合わずに破局に至るカップルも多いことを考えると、休日の予定が立てやすいのは社内恋愛カップルならではのメリットといえるでしょう。

仕事の悩みを共有できる

仕事をしていると、誰しも多かれ少なかれ悩みを抱えるものです。本来は身近な恋人に相談したいところではありますが、会社や業種が違うなどお互いの仕事についてくわしくない場合、相談自体を遠慮してしまうこともあるでしょう。

しかし、社内恋愛であればその心配はいりません。同じ会社ではたらく同士としての一面もある社内恋愛カップルは、仕事の悩みという点でもお互いにとって最大の理解者になれるのです。

悩みを共有し、助け合うことでより絆を深めていけるのも社内恋愛ならではのメリットといえるでしょう。

社内恋愛のデメリット

社内恋愛はメリットばかりではありません。社内恋愛をする上で無視できないデメリットについても見ていきましょう。

周りに秘密にするのが大変

業種や社風にもよりますが、社内恋愛をタブーとしている会社は少なくありません。表向きは『アリ』とされていても、暗黙の了解で公にはしづらいこともあるでしょう。

社内恋愛を秘密にしなければならない状況は多くありますが、実際に隠し通すのは大変なことです。2人の態度から誰かに勘付かれてしまうこともあれば、信用して話した同僚の口から一気に広まる可能性もゼロではありません。

『バレてしまっても仕方ない』と思える余裕が双方にない限り、お互いにとって息苦しい恋愛となる可能性が高いでしょう。

別れを決めた時が面倒

社内恋愛の大きなデメリットとしてあげられるのが『別れを決めた時が面倒』というものです。

通常の恋愛であれば、別れた相手とは一切の連絡を絶てますし、それ以降顔を合わせる必要もないでしょう。

しかし、社内恋愛の場合そうはいきません。どれほどの修羅場の果ての別れであろうとも、出勤すればなにごともなかったかのように普通に接しなければならないのです。

仕事とプライベートの切り替えがじょうずにできない人の場合、とても面倒な状況になることが予想されるでしょう。

かっこ悪い姿を見てしまうこともある

多くの女性が「彼のかっこ悪い姿はあまり見たくない」と感じています。「大好きな彼にはいつでもかっこよい理想の男性でいて欲しい」そう望むのは自然な感情でしょう。

しかし、仕事というのはよいときばかりではありません。ときにはミスをしたり、思いがけない不調に陥ったりすることもあります。

そんな、決してかっこよいとはいえない彼の姿を見届けなければならないのは、社内恋愛ならではのデメリットといえるでしょう。

とはいえ、彼のかっこ悪い姿を目の当たりにすることは、彼への理解を深めるきっかけにもなります。彼のかっこ悪い姿を見るというのは、デメリットでありながら、カップルによっては大きなメリットでもあるかもしれません。

社内恋愛がうまくいくコツとは

社内恋愛を成功させるには、覚えておきたいコツがいくつか存在しています。特に重要なポイントを三つ紹介します。

公私混同は絶対にNG

社内恋愛を成就させる上で、『公私混同しない』というのはとても重要なポイントです。

『片思いの相手が会社にいる』『恋人が会社にいる』というのは理想のシチュエーションではありますが、職場というのはあくまでも仕事をするための場です。そこを見失ってしまうと、恋愛以前に社会人としての信用を失うことにもなりかねません。

特に男性は、仕事を非常に重要視しています。あなたの存在が仕事の邪魔になると思われてしまったら、それ以上の進展はまず望めません。仕事とプライベートとはしっかり線引きすることが大切です。

自分の世界を広げる

社内恋愛をしているときについつい陥りがちなのが、『世界のすべてが会社になってしまう』という事態です。

それもそのはず、生活の基盤となる仕事も、プライベートの大部分を占める恋愛も、すべてが『会社』に集約しているのですから、そこでの時間が人生のすべてになってしまうのも無理はありません。

とはいえ、残念ながら、世界が閉じている人物というのは、人としての魅力も半減してしまうものです。生活の中心が会社になっているからこそ、あえてその場から離れた場所に居場所を作る努力をしましょう。

友人と過ごす時間や、趣味のサークルなどでも構いません。自分の世界を広げることは、人としての魅力を広げることにも繋がります。恋愛においてもよい変化が期待できるでしょう。

仕事にも打ち込む

社内恋愛をしている人のなかには、会社に行くと好きな人にばかり意識が向いてしまい、仕事がおろそかになってしまう人もいます。

しかし、当然ながらこれはよい傾向ではありません。人は、見ていないようで案外周囲の人のことをしっかりと観察しているものです。仕事に対するあなたの浮ついた姿勢は、たちまち周囲の同僚から上司、彼の目にも留まるでしょう。

仕事に対して不誠実な同僚に好意が持てる人はまず存在しません。社内恋愛をする以上、仕事をおろそかにすることは、大切な恋を自分自身の手で台無しにするも同じです。

恋に全力を注ぐように、仕事にも全力を注ぐ姿勢を忘れないようにしましょう。

そもそも社内恋愛は秘密にするべき?

社内恋愛をする上で抱えやすい悩みの一つに『2人の関係をオープンにするべきかどうか』というものがあります。それぞれの決断によって考えられる状況や注意点をパターン別に見ていきましょう。

オープンにする場合

社内恋愛をオープンにする場合、『隠し事をしなくてもよい』という大きなメリットを得られます。また、2人の関係を明らかにすることで、お互いに別の同僚からのアプローチを牽制できるという隠れたメリットもあるでしょう。

しかし、『社内恋愛をオープンにする』というのは、周囲の人にとってはよいことばかりではありません。

たとえば、社内恋愛カップルが喧嘩をしているときのなんともいえない微妙な空気に巻き込まれるなど、周囲の人たちはさまざまな形で目に見えない負担を負っているものなのです。

また、同僚や上司のなかには、『会社は恋愛をする場所じゃない』との考えから2人をよく思わない人もいるでしょう。

2人の関係をオープンにするのは、それらのデメリットをしっかりと考慮してからにしたほうがよさそうです。

秘密にする場合

仕事や社内の人間関係に配慮して、2人の関係を秘密にするカップルもいるでしょう。この場合、誰からも悪感情を持たれることなく、これまで通り社内での活動ができるというメリットがあります。

一方でこの場合、2人が恋愛関係にあることを誰も知らないぶん、相手がほかの異性の同僚と親しくしていたり、アプローチを受けていたりしても見て見ぬフリをしなければなりません。

カップルのうちのどちらか、あるいは双方が嫉妬心の強いタイプの場合、これは大きなデメリットとなるでしょう。

社内恋愛禁止の場合

社内恋愛禁止の会社の場合、そもそも2人の関係をオープンにするという選択肢がありません。

万が一うっかり2人の関係が周囲に知られるようなことがあった場合、大きな非難を免れないばかりか、部署の移動や転勤などを命じられる可能性もあるでしょう。

このような会社で社内恋愛をするのなら、常に最悪の事態を想定した付き合い方をする必要があります。退職などのリスクも想定し、より一層慎重になる必要があるでしょう。

社内恋愛から結婚するときの報告方法

社内恋愛を実らせ、いよいよ結婚となった場合、悩みの種となるのが会社への結婚報告です。どれくらいのタイミングで、誰から伝えるべきなのか、ここでくわしく確認していきましょう。

報告のタイミング

会社への結婚報告のタイミングは、一般的に披露宴アリならば3カ月前まで、入籍のみならば1カ月前までとされています。

これは、披露宴を行う場合、上司や同僚を招待することを考慮して早めに日程を開示する必要があるからです。

たとえ入籍のみで済ませる場合でも、氏名・住所変更や年金・保険など、必要な手続きはたくさんあります。社内担当者への配慮として、少なくとも1カ月前までには報告を済ませておきましょう。

なお、結婚を機に退職をする場合は、引継ぎの期間も考えた上での報告が必要です。

順番は直属の上司から

社内恋愛での結婚報告は、それぞれの直属の上司からが基本です。普段からお世話になっている上司の顔を立てる意味でも、感謝と共にまず一番に報告しましょう。

このとき、可能であれば2人そろっての報告がベストです。2人の所属部署が違う場合は、別ルートで上司の耳に入るという不測の事態を防ぐためにも、できるだけ同じタイミングでそれぞれの上司に報告するようにしましょう。

上司以外の同僚への報告については、どのようにすればよいか上司にお伺いを立てるのがおすすめです。朝礼のような場で報告の場を設けてくれるなど、適切に対処してもらえるでしょう。

まとめ

毎日一緒に過ごしているうちに、気が付くと社内の彼に恋をしていた…そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。

社内恋愛には、『一緒にいる時間が多い』『仕事の悩みを共有できる』などのメリットがある一方で、『周りに秘密にするのが大変』『別れを決めた時が面倒』などの避けられないデメリットも存在しています。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、公私混同せずに丁寧に関係を育んでいけば、社内恋愛といえども通常の恋愛と同様の安定した関係を築けるでしょう。

大好きな彼との社内恋愛を楽しみながら、一人の女性としても社会人としても充実した毎日を過ごしてゆきましょう。

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