長く付き合っているカップルにとって、乗り越えるべき困難の一つが『倦怠期』です。倦怠期について、読み方や正しい意味などを解説し、乗り越える方法を紹介します。恋人とマンネリ化したときの注意点も合わせてチェックしておきましょう。
倦怠期とは?
長い期間、交際しているカップルが陥りやすい『倦怠期』ですが、一体どういった意味をもつ言葉なのでしょうか。
正しい意味や、読み方について解説していきます。
読み方と意味
倦怠期は『けんたいき』と読みます。付き合い始めてから時間が経ち、だんだんと慣れてきた頃、相手に飽きてしまう期間を表す言葉です。
一緒にいる時間が長くなると、相手のいろいろなことを理解しているので、一緒にいてもときめきを感じることが少なくなります。
このように、相手への気持ちが萎えていくことで、新鮮味を感じられなくなることを指し、長期間付き合っているカップルが陥りやすい状態といえます。
反対語は蜜月
長く交際している恋人同士が、マンネリを感じる期間のことを倦怠期と呼びますが、逆の意味の言葉はどういったものになるのでしょうか。
反対語には『蜜月』が当てはまります。『みつげつ』と読み、結婚したばかりの新婚や、恋人同士が親密な様子を表します。
蜜月はカップルがお互いに愛し合い、熱愛状態にあることを指し、まさに蜜のように甘くとろけるような時間を過ごてしている恋人同士の様子のことを表した言葉です。
倦怠期が来るのはなぜ?
お互いを好きで付き合いだしたはずなのに、なぜ長く付き合っている恋人は気持ちが冷めてしまうのでしょうか。
理由はさまざまですが、その多くがマンネリ化によるものでしょう。一緒にいる時間が長くなればなるほど、その傾向が強くなります。
いつまでも仲よくいられるように、マンネリ化する理由を理解しておく必要があるでしょう。
お互いのことを理解し始めたから
長く交際していると、お互いのことを深く理解できるようになります。しかし、同時に『相手のことを知る喜びや楽しさ』は減っていきます。これが、相手に飽き始めてしまうきっかけの一つといえるでしょう。
『相手のことを理解する』というのは、付き合っていくうえでとても大切なことですが、知りすぎてしまうと面白みがなく、刺激が足りないと思うようになります。
こういった状況を避けるには、知れば知るほど人間的な魅力が出てくる、飽きることがない魅力をもつ女性を目指すとよいでしょう。
相手になれて新鮮な気持ちがなくなるから
『相手に対する飽き』は、長く付き合っているカップルの多くが感じることでしょう。付き合い始めた頃の恋するテンションが徐々に下がって、気持ちが薄れていくのです。
始めは相手の反応や仕草、外見など一つ一つが新鮮に感じられますが、慣れてくると全てに物足りなさを感じてしまいます。
毎回同じようなデートを繰り返していたり、代わり映えのしないファッションや髪型だったりすると、見慣れてしまい飽きやすくなってしまうのです。
倦怠期をうまく乗り越える方法
「大好きな恋人の態度がつれなくなった」「自分への気持ちが冷めてきたのではないか…」と感じると、とても悲しい気持ちになるものです。一刻も早く、以前のように愛し合いたいと思う人は少なくないでしょう。
うまく乗り越えるためには、どんなことを心がければよいのでしょうか。
一度距離を置いてみる
お互いの気持ちが離れたと感じたら、必死になってもう一度距離を縮めようとするのは逆効果です。
焦ってもがくのではなく、一度冷静になって彼と距離を置いてみるとよいでしょう。
距離を置くからといって、彼に冷たい態度をとるわけではなく、それぞれが気持ちを確かめるための時間が必要だということです。
一旦離れてみることによって、相手の大切さや自分の気持ちが見えてくるでしょう。
恋愛以外のことに熱中してみる
常に彼のことを考え、休日はデート…というような生活を送っていた人は、恋愛以外のことに熱中してみるのもよいでしょう。
彼との関係を蜜月期に戻すことだけで頭が一杯になってしまうと、相手を疲れさせてしまい逆効果です。
趣味や自分磨きなど、彼と一緒にいない自分だけの時間を充実させることで、より魅力的な女性を目指しましょう。
旅行など環境を変えてみる
マンネリ化した関係に刺激を与えるには、新鮮な気持ちで2人が楽しめることをするのがよいでしょう。
いつものデートではなく、旅行に行くなど、特別な思い出を作れるようなデートプランを考えてみるのも効果的です。
飽きを感じさせないことが重要なポイントなので、できるだけお互いが楽しめるデートを提案し、新鮮な気持ちでいるための工夫をしましょう。
相手のよいところをほめる
恋人の気持ちが冷めてきたと感じたら、相手のよいところをほめてみましょう。
しっかりと言葉にして自分がどう思っているのか、どんなところが好きなのか、素直な気持ちを伝えることで心の距離が縮まるはずです。
また、相手のよいところをほめることで、自分が何故相手を好きになったのか改めて実感することができるでしょう。
カップル崩壊?倦怠期にしてはいけないこと
長く付き合っていた恋人同士が、関係に終止符を打つというのはよくあることです。
付き合った恋人とずっと一緒にいるためにはどういったことに注意していけばよいのでしょうか。
間違った対処をしてしまうと、別れ話に発展することもあるので注意が必要です。NGな行動についてしっかりとチェックし、乗り越えるために適切な態度を心がけましょう。
相手を一方的に責める
倦怠期によくしてしまいがちなのが、相手を一方的に責めるということです。
長期間一緒にいるカップルは、相手に対して遠慮せずに意見を言えるようになる分、ケンカや言い争いが増えてしまいます。
ここで相手を一方的に責め、「なんでいつもそうなの?私はこんなに尽くしているのに!もっとこうしてよ!」というように、不満をぶつけるだけでは余計に関係が悪化してしまうでしょう。
ほかの異性と遊びに行く
マンネリ化しているからといって、ほかの異性とデートをしたり、2人きりで飲みに行ったりするのは、やめておきましょう。
刺激を欲する気持ちも分かりますが、浮気とも取られる行動をしてしまっては、相手への気持ちが冷めきっていると思われても仕方ありません。
「自分と別れて、次に付き合おうとしている相手なのかも…」と考え、別れ話を切り出してくるパートナーもいるでしょう。
わざと嫉妬をさせて気を引こうとする人もいますが、相手の気持ちを試すために不安にさせるのは避けるべきです。
無理に距離を詰めようとする
相手の気持ちが冷めているのかもしれないと焦って、無理に距離を詰めようとするのはやめておきましょう。
強引に気持ちを自分の方に向けようとすると、相手は疲弊し、うんざりしてしまう恐れがあります。
倦怠期を乗り越える前に『重い』と言われて振られてしまわないように注意しましょう。
まとめ
長い付き合いの恋人と倦怠期に陥ってしまうと、とてもつらいものです。刺激がない状態になったら、気持ちを切り替えていきましょう。
新鮮な気持ちを取り戻すための工夫や、相手を大切に思う気持ちをしっかり伝える必要があります。
普段は行かないようなデートスポットにでかけたり、自分磨きを頑張って、相手を惚れ直させることも必要です。
注意すべき点をしっかりと肝に銘じて、大切な恋人といつまでも仲良くいられるように努めましょう。