寂しい時はどう過ごす?寂しく感じやすい性格と強い心の育て方
人生総合
2019.6.7

寂しい時はどう過ごす?寂しく感じやすい性格と強い心の育て方

1人でいるときや、寒い夜など、ふとした瞬間に寂しさを感じてしまう女性は少なくありません。寂しいと感じたときどのように過ごせばよいのか、おすすめの過ごし方や対処法、寂しいと感じやすい人の性格や特徴もあわせて紹介します。

寂しいと感じやすい瞬間

寂しいと感じて落ち込んでしまうことがありますが、一体どんなときに寂しさを感じるのでしょうか。

1人でいるときや、楽しい時間を過ごした後などに寂しさを感じるという女性は少なくないでしょう。

具体的に寂しさを感じやすいシチュエーションについて解説します。

みんなの話に入れない時

大勢でいるときに、話が盛り上がっているのにもかかわらず、みんなの話に入っていけないとき、寂しいと感じる人は多いでしょう。

何の話題で盛り上がっているのか分からず、疎外感を感じてしまうケースや、話の内容に興味がもてない、理解できない場合などに寂しさを感じるのです。

自分だけが仲間はずれにされているような感覚に陥ってしまい、寂しさを感じる場合もあります。

大勢と遊んだ後

大勢の友人と遊んだあと、1人になると急に寂しさを感じることもあります。人と遊んだ帰り道に、寂しいと感じる女性は少なくないでしょう。

さっきまでワイワイ盛り上がっていたのに、人数が減ったことで静かになり、会話がなくなることが、急に虚しさを感じてしまう要因です。

1人での食事中

1人暮らしの女性が特に寂しさを感じやすいのが、1人で食事をしているときです。

家族や友人と食事をしているときは会話を楽しみながら食べることが多いですが、1人で食事をしているときは料理の感想を言う相手がいません。そのため、無言で食事をするうちに寂しいと感じるケースが多いでしょう。

なかには、1人で食事をしているときは、何となく味気なさを感じ、箸が進まないという人もいます。

寂しいと感じている時の心の動き

何気ない瞬間に寂しいと感じることがありますが、人は何故寂しさを感じるのでしょうか。寂しいと感じているときの心の動きをチェックしてみましょう。

寂しさを感じると心が落ち込み、ネガティブなことを考えてしまいがちです。

寂しさを感じやすい人は、まずは自分の心の動きを理解しておきましょう。寂しい気持ちを冷静に分析することで、寂しさを乗り越えられるかもしれません。

精神的に疲れている

ストレスを感じることが多い現代社会では、精神的に疲れてしまうことも少なくありません。

精神的な疲労を感じると、心の余裕がなくなるため、寂しさを感じやすくなります。心の元気がないと、寂しさを感じて余計に落ち込みやすくなってしまうのです。

仕事や金銭関係、対人関係など、ストレスを感じる要因はさまざまですが、ストレスを感じても悩みを打ち明ける相手がいなかったり、話を聞いて貰う機会がなかったりすると、孤独を感じてしまうでしょう。

「誰にも頼ることができない」と感じることで、寂しさに苛まれてしまうので、少しでもストレスを感じ疲れていると思ったら、気分をリフレッシュさせることが大切です。

他人をうらやましいと感じている

人をうらやましいと感じたとき、人は精神的に物足りなさや満たされない感覚を覚えます。

金銭面や対人関係など、他人を羨ましいと感じる瞬間はさまざまですが、そういったときに寂しさを感じる人は少なくありません。

例えば、自分以外の人間が職場で評価されているとき、自分とその人を比べて羨ましいと感じることがあります。

こういったケースでは、評価されていない自分に対して、満たされない気持ちになり、それが寂しさを感じさせるのです。

寂しい時のおすすめの過ごし方

では、寂しいという気持ちを和らげるには、どういった行動をとるのがよいのでしょうか。おすすめの過ごし方について紹介します。

人は寂しいと感じると、どうしても精神的に落ち込みやすくなるので、前向きな気持ちになることが大切です。

1人で落ち込んだままでは、余計に孤独を感じてしまうため、できる限り気分転換をすることを心がけましょう。

友達や恋人と話す

1人ぼっちでいると寂しさを感じてしまうため、友達や恋人と話すことが寂しさを解消するためにとても有効です。

本心で何の気兼ねもなく話せる相手がいるというのは幸せなことです。この幸福感を得ることで寂しさを和らげられるでしょう。

何気ない日常会話や、くだらない冗談などを言い合って笑顔になり、孤独を忘れることで寂しいと感じる気持ちは薄らいでいきます。

もしも、友達や恋人がいなくて寂しいと感じている場合は、新たな出会いを探して、外の世界に目を向けてみるとよいでしょう。

映画・ドラマを見る

夜、家に帰ってきて1人で部屋にいると、無性に寂しくてたまらなくなるというケースがよくあります。そういった時は、映画やドラマを見てみましょう。

レンタルDVDや動画サービスなどを利用してもよいですし、TVドラマや映画番組などを集中して見るのがおすすめです。

物語の内容にどっぷりと浸って、眠くなったらすぐに寝てしまうという方法であれば、寂しさを感じなくて済みます。

切ない恋愛映画や、泣ける映画を見てしまうと余計に寂しくなってしまうことがあるので、楽しい気持ちになれるような作品を見るのがおすすめです。

本を読む

読書をしているときというのは、他に考え事をしなくて済むため、寂しいときにおすすめの過ごし方です。

ミステリー小説やノンフィクションなど、頭を使う本でもよいですし、エッセイや自分にとってためになる情報の書かれている本を選ぶのもよいでしょう。

明るく前向きな気持ちにさせてくれる本や、元気をもらえるような本を読むのがおすすめです。

体を動かす

運動には気分を高揚させる効果があるため、寂しさを紛らわせたい人に最適です。

体を動かすと、気分がすっきりするだけではなく、幸福感や心地よさを感じさせる『β-エンドルフィン』という神経伝達物質が分泌されます。

また、集中力をアップさせて、精神のバランスを整える『セロトニン』の分泌も促すので、軽い運動をすることでストレス解消につながるでしょう。

軽いランニングやウォーキングなどをすると、心が前向きに明るくなりやすいといわれています。寂しいと感じたら、とにかく体を動かしてみましょう。

動物に癒してもらう

1人でいるのが寂しくて耐えられないという人は、動物に癒やしてもらうのも一つの手段でしょう。

愛らしい動物と触れ合い、その仕草を見ているだけで、心が癒やされ、楽しい気持ちになれます。

ペットを飼っていない場合などは、ペットショップを覗いたり、猫カフェなどの動物がいるカフェを訪れたりしてみるのもよいでしょう。

近年では、動画サイトなどでも可愛い動物の動画が見られたり、SNSなどでペットの動画や写真をアップしたりしている人もいるので、そういったものを見るだけでも寂しさが紛れます。

1人の夜が寂しいと感じる時は

家に1人でいる夜は、寂しさを感じやすいものです。夜という落ち着いた時間帯だからこそ、気持ちが沈みがちになってしまう女性も少なくありません。

1人の夜が寂しいと感じたら、どういった行動をとるのがよいのでしょうか。寂しい夜に試したいおすすめの行動について解説します。

体を温める

夜は、女性が寂しさを感じやすい時間帯です。寂しさを感じると気持ちが落ち込み、なかなか寝付けないといった経験がある人もいるでしょう。

特に、冬場などの寒い夜というのは、肌寒さから人のぬくもりが恋しくなって、いつも以上に寂しさを感じやすくなってしまうものです。

また、体が冷えていると、心まで冷え固まった状態になってしまいます。冷えによって眠りにつきにくくなるので、余計に眠れない夜を過ごすことになってしまうでしょう。

そのため、夜は寂しさを和らげるために、できるだけ体を温めることが重要になります。

温かいノンカフェインのお茶や、ホットミルク、白湯などを飲んだり、入浴の際は湯船にしっかりつかったりすると、眠りにつきやすくなるでしょう。

眠りにつきやすくなり、上質な睡眠をとることによって、体も心もリラックスして寂しさを感じにくくなります。

掃除をしてみる

寂しさを紛らわせるためには、なにかに集中することも効果的です。1人の夜に寂しさを感じてしまったら、とにかく無心で掃除をしてみるのがよいでしょう。

部屋の簡単な整理や、浴室などの水回りの掃除を集中して行ってみましょう。

掃除に集中することで、寂しいという気持ちを忘れることができ、身の回りもキレイになって気分がすっきりします。

部屋がキレイになることでリラックス効果が得られますし、掃除で体力を使うことでマイナスな感情を忘れて安眠することができるでしょう。

寂しい時にしてはいけないこと

ふとした瞬間に感じる寂しさや孤独感を紛らわせるために、してはいけない行動があります。

寂しいからといって、間違った行動をとってしまうと、癒やされないだけではなく、余計に精神が不安定になってしまうかもしれません。

寂しさを和らげるために絶対にしてはいけないNG行動についてしっかり理解し、こういったことをしないように心がけましょう。

好きでもない異性に頼る

1人の寂しさを感じた女性がついしてしまいがちなのが、好きでもない異性に頼ることです。

恋愛感情がないにもかかわらず相手に甘えてしまい、異性の存在で寂しさを埋めようとするのはやめておきましょう。

寂しいからといって肉体関係をもってしまうと、関係がこじれて自分が傷付くことになりかねません。好きでもない異性に依存して傷付いてしまうと、より一層精神的に参って孤独を感じてしまいます。

アルコールに逃げる

1人ぼっちの夜は、寂しくて眠れず、ついやけ酒をしてしまう女性もいるでしょう。飲み屋でいつもより多めに飲酒する人もいます。

しかし、寂しさからアルコールに逃げるのは絶対にやめておきましょう。

アルコールを摂取すればその場の寂しさは紛れるという人もいますが、そのままアルコールに依存してしまうことも考えられます。

アルコールは依存性が高く、健康や美容にもよくありません。友達との飲み会や、少し飲むくらいは大丈夫ですが、寂しいからといってアルコールに頼るのはやめましょう。

寂しいと感じやすい人の特徴

元から性格的に寂しがりやな人や、1人暮らしをはじめてから寂しがりやになった人など、寂しいと感じやすい人にはさまざまな要因があります。

寂しいと感じやすい人には、どういった性質があるのか、その特徴について見ていきましょう。

もしも、この特徴に当てはまるという人は、寂しいと感じやすい要因をしっかりと把握することが大切です。

自分が寂しいと感じる原因を知るためにも、性格的な特徴についてチェックしておくとよいでしょう。

自分のことがあまり好きではない

寂しがりな人は、精神的に落ち込みやすく、自己嫌悪に陥ることがよくあります。

自分のことがあまり好きではなく、「どうせ私なんて…」と考えやすい性格の人は、自分はダメな人間だと思い込み、周囲から孤立していると考えてしまうのです。

こういった特徴をもつタイプの人は、孤独を感じやすく、心の中では寂しいと感じることが多いでしょう。

自分に自信がない

何かにつけて自分に自信がもてないタイプの人も、寂しいと感じることが多いでしょう。

「他の人にはできることでも、自分にはできない」など、自信をもって物事に取り組めないことから、「周りの人に必要とされてないのでは?」と不安になってしまうのです。

こういった、自信のないタイプの人は、他の人にも遠慮がちで、寂しいという気持ちを伝えられないため、気持ちが発散できず孤独を感じてしまいます。

コミュニケーションが苦手

人と話すのが苦手なタイプや、誰かと一緒ではなく1人で行動するタイプなど、人とのコミュニケーションが苦手な人も寂しがりやに多く見られます。

コミュニケーションが苦手で消極的なタイプの人は、自分から他人を寄せ付けず、人と距離を置きがちです。

本心では寂しいと思っていても、なかなか言い出すことができず、密かに孤独を感じていることが多いでしょう。

甘えっ子な性格

誰かがそばにいないとダメだといって、子どものように甘える人も、寂しいと感じやすいタイプです。

特に、甘えん坊な性格の女性は常に友達や恋人にはそばにいてほしいと考える人が多く、誰かに依存していたい欲求が強いでしょう。

恋人がいない状況や、誰かに頼れない状況は不安や孤独を感じやすいので、寂しさに耐えかねてすぐに新しい恋人を作りがちという特徴もあります。

孤独に強い心を育てる方法

寂しさを感じるのは人間として当然ですが、いつも孤独を感じているようではいけません。

寂しいからといって誰かに依存するのではなく、自分の心を自分でよい方へ方向転換できるように気をつけましょう。

しっかりと自立した強い心を育てるために、心がけるべきことがあります。

自分をかわいそうだと思わない

寂しいと思ったときに、自分が孤独を感じていることに対して「私ってかわいそう…」と考えないようにしましょう。

自分をかわいそうだと思うことで、その場では自分の心を慰めることができるかもしれませんが、自分自身に同情しても寂しさは解消できません。

かわいそうだと思う前に、寂しいと感じている自分の心としっかり向き合って、なぜ孤独なのかを客観的に分析してみましょう。寂しい理由を理解し対処していくことが大切です。

1人だけで何かをしてみる

寂しいと感じる気持ちには、誰かに甘えたい、依存したいという気持ちも含まれています。1人でいられない心の弱さが、寂しさを感じさせているのです。

こうした心の弱さを鍛えるためには、1人だけで何かをしてみるということが必要でしょう。

最初は1人でどこかへ出かけるなど、簡単なことから少しずつはじめていき、「1人でも大丈夫だ」という自信をつけていくことが大切です。

自立した行動や考え方ができるようになると、孤独に負けない強い心になれるでしょう。

完璧さを求めない

孤独に負けない強い心を手に入れたいと考えているからといって、必ずしも寂しいと思ってはいけないわけではありません。

寂しさを感じるのは人間として当たり前の感情なので、完璧を求めすぎるのは間違っています。

寂しいと感じたときは、自分自身の心がリラックスできるように、自分の弱さを受け入れてあげることも重要です。

孤独に負けてしまうのではなく、寂しいと感じた自分の心に寄り添って、前向きになれるように対処することが必要でしょう。

まとめ

寂しさを感じて泣きたくなったり、1人ぼっちで過ごすのがつらいと感じたりすることは、誰もが経験することです。

しかし、寂しいからといって誰かに依存したり、アルコールや好きでもない異性を頼ったりしてしまうのはよくありません。

自分の気持ちをしっかりと見つめ直し、なぜ寂しいと感じるのかを分析して、自分自身の孤独と向き合ってみることが大切です。

ふと寂しさを感じてしまったときの過ごし方や対処法をチェックして、寂しい気持ちを乗り越えましょう。

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