【占い基礎知識】風水とはどんな占い?風水占いの特徴や知っておきたいことをご紹介
占術・診断
2020.10.28

【占い基礎知識】風水とはどんな占い?風水占いの特徴や知っておきたいことをご紹介

「風水で運気を上げたい!」「運気の上がるアイテムを取り入れたい!」 だけどなにをすればいいのか、そもそも風水を知らない…という方が多いと思います。 今回はそんな方にもわかりやすい風水の基礎知識をご紹介しましょう。

風水ってどんな占い?~風水の始まりと特徴について~

風水とは、4000年程前に古代中国で生まれた「気」の力を利用した環境学のことを言います。そう書くと難しく思えるかも知れませんが、風水とは、衣・食・住、行動など、自分の環境すべてを使って運を開いていく、いわば、運気を上げるための環境学です。

宿命などあらかじめ決められている運命とは異なり、風水の考えは環境を変えることによって、運勢も変わってくるというもの。そのため、個人に左右されないのが風水の特徴です。その中で最大限に、未来が良い方向へ向かう様に導くのが本来の風水の姿です。

風水鑑定における住まい環境の見かたは、大きく2つに分類することができます。目に見える物が生活に与える影響をみるのが巒頭(らんとう)風水、目に見えない時間や気が生活に与える影響をみるのが理気風水と言います。

さらに理気風水は、墓にまつわる陰宅風水や死者の住居、住宅の運気を占う陽宅風水があります。

風水のルーツである陰陽五行説について

風水にとって陰陽五行説は、基本的な占術のベースとなり深い関わりをもたらします。

陰陽五行説は、紀元前2000年頃の五行思想と、紀元前3000年頃に成立した古代中国の陰陽思想が結合して誕生し、のちに天文・暦法・医学などに影響を与え,儒学とともに日本に入り大きな影響を与えていきました。

具体的にどのような特徴を持つのかと言いますと、全てのものが陰と陽で構成されるという「陰陽」の思想と、木・火・土・金・水の5つの気から成り立っているという「五行」の思想をあわせた考え方です。

これらの気は、お互いを生かし(相生)、打ち消す(相克)ことで永遠に流転しつづけます。 気にはそれぞれ象徴とされる色があり、その色は陰陽道において特別な力を持つと言われています。

相生

相生は相手を助けて生み出す関係を言い、調和を取ることができます。

木→火

木は燃えて火を生む

火→土

火は灰になり土を生む

土→金

土は土中で金を生む

金→水

金は冷えて水を生む

水→木

水は木を生み育てる

相剋

相剋は相手を傷つけ、互いが反発する関係です。

木→土

木は土の養分を奪い成長する

火→金

火は金属を溶かす

土→水

土は水をせき止める

金→木

金は斧となり木を倒す

水→火

水は火を消す

五行の気を持つもの

五行の気を持つアイテムをご紹介します。

木の気

木製のもの、観葉植物、木の葉柄や茶色など

火の気

火、キャンドルや暖炉、三角形や赤色・橙色など

土の気

土や石製のもの、陶器や大理石、ボーダー柄やベージュ色など

金の気

貴金属や鈴、果実柄や金色・銀色など

水の気

水彩画やガラス、魚柄や水玉模様、水色や黒色など

風水の方位の持つ意味について

風水では環境を中心に考える基本となる要素が太陽、土、風、水などの自然の力です。

太陽が東から昇り西に沈んでいく動きを元にした8つの方位(北、東北、東、東南、南、南西、西、北西)に、家の中心を加えた9つのスペースが風水を考える上でのベースになります。

各方位が持つ意味

北(水)

「男女の愛情」「秘密」「信頼」「落ち着き」などにも関係の深い方位。

北東(土)

位の高い神聖な方位で、「変化」「転職」「相続」などに関係する運気に作用。

東(木)

元気さやチャレンジ精神、情報などの運気をつかさどる方位。「流行」「言語」などの運気もあります。

南東(木)

「結婚」「恋愛」の運気を持つ方位。他にも「人間関係」「縁」「信用」など人付き合いを円滑にするために大事な方位。

南(火)

「才能」「美しさ」などをつかさどる方位。

南西(土)

大地を表す方位。この方位を大切にすることで家庭を円満に保ちます。

西(金)

金運に最も影響を与える方位。商売繁盛、金運、人間関係や家庭が円満になります。

北西(金)

「主人」「上司」「目上」「出世」などをつかさどる大事な方位。

四神相応から考える風水の方角

「四神相応」とは、風水の四大原則と言われる「龍」「穴」「砂」「水」を満たす場所のことで、いわゆる「パワースポット」といわれる場所にあたり、健康も財も仕事も家庭も、ありとあらゆる運気が上がるといわれています。

1)北に玄武(台地、高地)、
2)東に青龍(渓流、河川)、
3)南に朱雀(平野、低地)、
4)西に白虎(大道、街道)を
備えた立地を最高のものとしています。

皇帝や家の長・主人は南に向かって座るのがよいとされてきました。 なぜなら南にいる朱雀は前方や将来を見渡し、情報を集めて主人に伝えるためです。

また、右手に狂暴な白虎を手なずけその守りとし、左手に虎をにらみ、運気を上げる青龍を置き 背後にいる玄武は背後から迫る敵から大きな山のような甲羅で身を守るといったイメージになります。

主人は常に陰陽調和のとれた中央にいれば攻撃にも防御にも最高の環境にいることができます。 これが環境についての「四神相応」の考え方です。

まずは身近な物から!~方位ごとのラッキーカラー~

方角と並んで風水で重要とされるのが色です。風水では、方角と色には密接な関係があります。そのため方角と色を組み合わせることは、運気アップにとても効果的です!

まずは身近なアイテムやインテリアなどにラッキーカラーを用いてみましょう。

方位別ラッキーカラー

ベビーピンク、シルバー

北東

ブラウン、オレンジ

赤、ターコイズ

南東

オレンジ、ミントグリーン

ベージュ、ライムグリーン

南西

コーラルピンク、パステルイエロー

西

アイボリー、ゴールド

北西

クリーム、ベージュ

中央

まとめ

いかがでしたか?風水というと、難しくて複雑な印象を受ける方もいると思いますが、広く考えると案外シンプルなんです。

基本となる「火・土・金・水・木」の相性と相克をしっかりと理解すれば、より風水が身近に感じられると思います。 風水とは、自分に影響を与えるあらゆる環境を使って、運を開くためのマニュアルと言えるのです。

運が悪いと思う人は、まずは自分の環境を見回してみましょう。 必ずそこに自分の運を落としている原因を見つけることができるはず。 風水の正しい知識を身に着けて、よりよい生活をおくっていきましょう!

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