【占い基礎知識】始める前に知っておきたいタロット占いの占い方をご紹介
占術・診断
2020.10.28

【占い基礎知識】始める前に知っておきたいタロット占いの占い方をご紹介

タロット占いは数多くの占術の中でも比較的メジャーと言える占術であり、タロットカードさえあれば時間や場所を問わず初心者でも簡単に占うことができます。ここではタロットカードでの占いの方法をご紹介していきます。

基本的なタロットカードでの占い方法

まずは相手が占ってほしいことを聞いていきます。漠然とした質問でタロットカードに尋ねてもピントの合わない答えが出たり、結果を曲解してしまったりすることになってしまうため、主語や目的をはっきりとさせるのがベターです。

占いたいことが決まったら具体的な「誰が」「どうなる」という質問の形にすることでリーディングがしやすくなっていきます。質問が決まったらカードを両手で時計回りに混ぜていきます。

十分にカードをシャッフルできたら1つにまとめ、トランプの様にカードを切り、3つの山に分けます。それを好きな順番で重ね1つの山に戻します。カードを混ぜることを「シャッフル」、さらによく混ぜるようにカードを切ることを「カット」といいます。

それぞれ回数の決まりはないので自分で十分に混ぜれたと思ったらカードをスプレッド(展開法)で分けていきめくります。置きながらカードをめくるか、置いてからカードをめくるかは自由です。めくる際にはカードの上下が変わらないように気を付けましょう。

位置ごとに出たカードの意味を読み取っていき、質問の答えを解釈していくのが一般的な流れとなります。

「タロットカード」の違いやアイテムについて

まず、タロット占いをするのであれば、もちろんタロットカードが必要です。タロットカードは大アルカナと小アルカナからなる全78枚で構成されています。タロットカードの一式のことをデッキと呼び、様々な種類があります。

よく使われるのはフランス発の「マルセイユ版」ですが、他にも「ウェイト版」、「トート・タロット」も有名です。慣れてきたら絵柄の好みやインスピレーションで好きなものを選んでも良いですが、初めての場合は多くの解説書があるマルセイユ版かウェイト版を選ぶのがおすすめです。

タロットカードとは意思疎通をしていくため自分専用の新品を購入しましょう。デッキがあればいつでもどこでも占いができますが、静かな場所でリラックスして行いましょう。机の上にクロス(布)を敷くことで、カードが傷つかず、シャッフルがしやすくなります。そのほか雰囲気を出すことも重要なのでクリスタルなどを置いてみたり、暗くした部屋でキャンドルの明かりのみで行ったり、お香を焚いたりするのもよいと思います。

そのような空間お積極的に用意することでより占うのに適した空間となります。また使った後にタロットカードをしまうケースや巾着などもあると持ち運ぶこともできて便利です。

悩みによって異なるタロットの配置「スプレッド」

スプレッドとはタロットを様々な形に配置することです。カードの置かれた場所や周りのカードとの組み合わせなどによって「現在」や「未来」、「この質問の問題点」や「アドバイス」など1つの質問を多角的に見ることができ、より深くカードの導く答えを解釈することができるのです。

スプレッドは質問や占者により得意不得意があり、並べ方も読み方も様々です。一番有名なスプレッドには「ケルト十字」というものがあります。 タロットカードの初心者向けにやりやすいスプレッドは2枚のカードだけで占う「シンプル・クロス・スプレッド」と、3枚のカードから占う「スリーカード」になります。

「シンプル・クロス・スプレッド」は、1枚目は現在の状況、2枚目は邪魔しているものを示す方法になります。そして「スリーカード」は、左から順に、過去・現在・未来を表します。どちらの方法でもカードの意味を読み取ることが肝心です。過去、現在の状況や未来を読み取りながら、解決策を導いていきましょう。

そのほか三角形を上下に重ねたような置き方をする「ヘキサグラム」や西洋占星術に倣った配置をする「ホロスコープ」、カードを1枚だけ使う「ワンオラクル」などもあります。質問によってスプレッドを変えていくとより的中率が上がりやすくなります。同じカードでも並び方によって感じ取る世界が変わるのがタロットカードの面白いところの一つです。

タロットカードの「正位置」と「逆位置」

タロットカードには正逆2つの向きがあります。上下が正しい場合を「正位置」、逆向きの場合は「逆位置」と言い、カードの本質は同じですが正位置と逆位置でカードの上下による解釈が若干変わります。

リーディングの際には正逆も理解して解釈する必要があります。純粋に「正位置はいい意味、逆位置は悪い意味」というわけではなく「正位置の逆の状態」「正位置の性質が弱まった状態」または「正位置の悪い性質が出ている状態」など様々な解釈の仕方があります。

例えば、大アルカナの「愚者」というカードは、名前の通り愚か者を現した絵が描いてあり、正位置では自由や好奇心、開拓、無邪気で楽天的という意味にとらえますが、逆位置になると無知で無計画、勇気がない、現実味がなく無鉄砲という意味を表します。

同じカードでも表裏一体の意味が読み取れますが「愚か者」という本質は同じです。

まとめ

いかがでしたか?タロットカードは一度やり方を覚えてしまえばすぐに楽しめる占いです。 しかしただシンプルな占いではなく解釈の仕方やスプレッドの組み方なども沢山あるため意外と奥深いものですよ。 様々な方法を試してあなたなりのタロット占いを楽しんでみてくださいね。

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